フェアリー ゴッドマザー アイズ メソッド15色の才能 〜9・家にいる時間が長くなった子どもに贈る、グッドプレゼントとバッドプレゼント〜

その9:子どものやる気スイッチがすくすく育つ経験値のグッドプレゼント   〜(ウ)環境を整える〜

 

 

 

 

 

第1回から6回までは、
子どものやる気スイッチを破壊するバッドプレゼントと、
子どものやる気スイッチがすくすく育つ、
グッドプレゼントについてご説明し、
それらの誕生の経緯についてもお話しました。

7、8回は、グッドプレゼントの一番、経験値に戻って、
(ア)文化資本を与える(家の中で15色の才能が世の中にある法則や知識を一緒に体験していく)
(イ)経験や技術を授ける(15色の才能を伸ばすための家でできる描き方や作り方遊び方を実際に体験する)
について説明しました。

9回目の今回は環境を整えるです。

(ウ)環境を整える(家の中で15色の才能が楽しめる環境作り)

これは文字通りお子さんの才能に合わせて
それができる環境を整えることです。

例えばジュニアゴルフの選手のお宅には、
お父さんが手作りのコースがあるとか、
創作の好きな子だったら、
いつでも手を伸ばせる場所に、
工作のセットがあるとかそういった環境です。

環境って大事ですよね。
けれど親ごさんがこれをさせよう!と張り切ったものって、
なかなか子どもさんがハマらなくて、
がっかりしたという経験はないですか?

私などは子どものベッドの頭の周りに、
文学全集など並べて、
手にとってくれない娘
(ずっとあとで分かったことなのですが、
娘はフィクションが嫌いでした^^;)を、
責めていたダメ母でした。

お金をかけて用意した道具や設備を、
活用出来なかったり、
すぐに飽きてしまっても、
子どもを責めないことはとても大事なこと。

ですから無理をして投資しないようにすることも、
大切ですね。

 

 

 

 

 

 

 

グッドプレゼントを贈る時のポイントのおさらいです。

贈るときのポイントは…

 

*子どもの才能によって、その時に受け取りたいプレゼントはみんな違うを知っておくこと

*子どもの事情で受け取らないことを怒らないこと

*楽しく作ったり描いたり遊んでいる間で贈ること(子どもにとっては全てが遊びなのです)

*それぞれの家庭の事情に合わせて応用すること

*失敗しても楽しく笑顔や笑いで終われるように気を配ること

*次もまた挑戦したいという状態においておくこと

*挑戦しなくても責めない、時期を待つ・或いは手放すこと

*経験することを、大人の望むレベルの成功に導かないこと

*大人のエネルギー(体力・時間・経済的)がなくなるまで贈り続けないこと

 

 

 

 

(ウ)環境を整える具体例
※今は不要不急の外出は控えるように指導されていますので、家で出来るものから優先し、
状況が許すようになるまで、動画(メイキング映像)などのバーチャルで体験しておきましょう。
本来外でやることでも、上手く少人数で屋内でできるように工夫したよというものは、
SNSなどにあげて教えてくださいね。

 

(A)火を扱ったり熱いものに慣れる環境

(B)筋肉をつけたり持久力を高められる環境

(C)蹴る・叩く・躱すなどの力を使った身体能力を高める環境

(D)動体視力や集中力を高められる環境

(E)絶対音感やリズム感を訓練できる環境

(F)歌を歌ったり、ダンスのできる環境

(G)お芝居やプレゼンテーションのできる環境

(H)空想して降りてきたイメージを形にする創造活動ができる環境

(I)SNS、動画、動画編集、画像編集、声優体験に挑戦できる環境

(J)マジックやサプライズ、落語などを学べる環境

(K)花や草木、野菜などの生育に挑戦できる環境

(L)知識を欲している時にすぐに調べられる環境

(M)深くリラックスでき瞑想状態に入れる環境

(N)オシャレにチャレンジしたい時にいつでも使える環境

(O)縫い物や編み物、刺繍やフェルトなどの実験がすぐにできる環境

(P)料理やお菓子作りの実験や挑戦ができる環境

(Q)人の話をじっくり聞いたり自分の思いを伝えられる環境

(R)お金の貯め方や使い方、増やし方、価値がわかる環境

(S)伝統工芸や菌や土など、手間ひまがかかるものに付き合う時間が取れる環境

(T)じっくりとコレクションや収集、道具の手入れ、動物の飼育などができる環境

(U)科学実験やロボット製作、パソコンなどに挑戦できる環境

(V)刃物や武器を使ってみることのできる環境

(W)自分で本を選んで買うことができ落ち着いて本を読める環境

(X)時計の解体など工具を使って実験のできる環境

(Y)使うものを整然と清潔に整えてある環境

(Z)要らないものが無くて、スッキリと何かを始めやすい環境

子ども達の才能を伸ばすのに試してみたい環境はまだまだたくさんあると思うのです。
(A)〜(Z)の具体例は、(ア)〜(ン)を最後までご説明してから
改めて書くことにしますが、皆さんのアイディアもたくさん教えて下さいね。

(ウ)環境を整える(15色の才能を伸ばすための家でできる子どもが挑戦しやすい環境を作る)
※今は不要不急の外出は控えるように指導をされていますので、
屋内で一人でまたは家族や保護者と一緒にできることが中心になります。

 

落ち着いて休める、全身を使ってエネルギーの発散ができる、安眠できる、穏やかに楽しい食事ができる、次の行動に移りやすいように清潔で整理されているなど、子どもが安心して挑戦や失敗ができる環境がある。(多くの子どもは整理してあるものを崩すのが好きなのです。でも片付けるとは限りません。)もちろん勉強をしていて、分からない時に大人が近くにいて楽しげに教えてもらえるなども必要な環境です。

 

家の中に階段を利用して上半身を鍛えるための雲梯やボルダリングキットを取り付けてあるなどという話も聞きますが、そこまでではなくても、部屋にトランポリンを置いたりバランスボールやストレッチポールを置いたり、鏡とバレエバーを取り付けたりなどの工夫もできます。バスケットのゴールやダーツの的を設置するのも良いですね。絵の好きな子のためになら、いつでも制作ができるようなアトリエスペースや作品展示スペースを設けるのも良いと思います。そんな好きなことにいつでも触れられる環境を整えることです。

 

例えば絶対音感をつけたいためにスタジオを作って楽器をおくのも良いのですが、それは経済的に無理という人は、無料の絶対音感アプリを使えば、タダで楽しく好奇心が満たせます。人生に役立つ無料で使えるアプリはいっぱいありますので是非試してみてください。ずっと殺人ゲームをしているよりお勧めですよ。

大切なことは、立派な環境や高い教材を揃えておいても、与えた大人が楽しんで見せなければ、子どもは活用の仕方が分かりません。子どもが好奇心をフルに出して来る時は、言いたいことが言えて、笑顔で安心して自分を出せる時です。だから最高の環境は周囲の大人たちの、危険には配慮するけれど見守る姿や、それらを使ってどう楽しむのか見せる姿ということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

次回も経験値の続きをご説明させていただきますね。

参考までにお子さんに贈ることができる
4つのグッドプレゼントの項目はこちらです。

 

 

 

 

 

経験値

(ア)文化資本を与える(家の中で15色の才能が世の中にある法則や知識を一緒に体験していく)

(イ)経験や技術を授ける(15色の才能を伸ばすための家でできる描き方や作り方遊び方を実際に体験する)

(ウ)環境を整える(家の中で15色の才能が楽しめる環境作り)

(エ)成長に必要な人に連絡をとる(メンターになるような人物にメールを書いたり、ネットを通して連絡してみたり)

(オ)成長に必要な場に参加する(ネットを通して講習会やワークショップなどの講座に参加する)

(カ)他人に迷惑をかけたことを一緒に謝ってみせる(謝り方の技術を伝える)

(キ)責任の取り方を教える(準備・報告・相談・連絡・後始末の方法)

(ク)好奇心を満たす(一緒に新しいことや未知のものを体験する)

(ケ)失敗する大切さ(繰り返し失敗することに意味がある)を教える

(コ)撤退の仕方(無理だと思ったら手放す、諦めること)を教える

(サ)自分軸の構築の仕方(基本的生活習慣の睡眠・食事・運動・掃除・瞑想・学び・労働)を伝える

(シ)感情的ではなく、冷静に多方面から見た考え方ができるように教える

(ス)自分のペースを守る大切さを教える(煽りに乗って焦らない)

(セ)生活の知恵を授ける(おばあちゃんの知恵袋のようなライフハックの動画)

(ソ)挑戦する姿勢の手本を見せる(親の背中をみせる)

 

社会で守るべきルール

(タ)生きる地域や社会の、守らなければならないルール(規則)を授ける

(チ)毎日の生活の中にある、命に関わる危険を教える

(ツ)法に触れて犯罪になってしまうようなことを伝える

(テ)注意しないと軽犯罪に問われるような公共性を教える

(ト)お金の使い方・貯め方・増やし方について、一緒に学ぶ

(ナ)現実的で冷静な判断力をつけられるための訓練をする

(ニ)多角的・長期的な視野を持つ計画性について伝える

(ヌ)用心深く打算的であることの必要性を教える

(ネ)独り立ちしてから陥り易い罠や危険性について伝える

(ノ)疑うことや警戒することの大切さについて伝える

 

価値観

(ハ)待ってあげることで待てる子になる(寛容であること・受容すること)

(ヒ)信頼してあげることで信頼をもらえる(絶対肯定・絶対応援・絶対信頼)

(フ)褒めてあげることで褒め方を覚えてもらう(否定されない安心感)

(ヘ)認めてあげることで他の人も立てる事を覚える

(ホ)勇気づけることで挑戦できる(大人がさせたいことではなく、本人がしたいこと)

(マ)視点を変えてものを見る(相手の立場に立って考える)

(ミ)常に自分の頭で考え選択させる(理想に誘導しない)

(ム)物事は捉え方次第である事を教える(問題や課題に前向きに楽観的に処理できるようになる)

(メ)人格を肯定し、人と繋がる幸せを伝える

(モ)根拠のない自信と安心感を贈る(あなたは大丈夫、多くの人を幸せにできる素晴らしい子よ。)

 

共存共生のマナー

(ヤ)家の中で家族が互いに気持ちよく過ごすためのマナーを教える

(ユ)家族や友達がそれぞれの縄張りを侵さない・攻撃しない意識を教える

(ヨ)五感プラス第六感に不快を与えないための配慮をつたえる(感覚の違いの理解)

(ラ)公共の場所で、互いが気持ちよく過ごすためのマナーを贈る(一方が我慢することのない)

(リ)相手や周囲の人間関係に共感しつつ、自分を保つ術を教える(いざという時の爪と牙とツノの手入れ)

(ル)価値観の違う家族や周囲の人間関係と共生しつつ、自分を見失わない術を教える(自分の人生では自分が主役という意識)

(レ)周囲の人間が何を考えているのか推し量り、自分軸を見失わない範囲で、必要な配慮や思いやりをする方法を教える

(ロ)目に見えない世界のものも大切にする感覚(お天道様は見ているから大丈夫)

(ワ)自分の感情をどうコントロールするかを伝える(安定した自分軸の作り方)

(ヲ)優しさと思いやりについて伝える(一日一善の実行や、ボランティアや寄付、人を癒し喜ばす行動や言葉を教える)

(ン)愛を贈る(あなたを愛している、大好きです、大切です。あなたはそのままで、
最高の存在です。生まれてきてくれてありがとうを贈ることが、子育ての大前提)