自己紹介8 B.私の生い立ち 3・「化粧品屋さんの店員を経て中学校の講師に」 

 

自己紹介8

B.私の生い立ち

3・「化粧品屋さんの店員を経て中学校の講師に」 

 

はじめに

この動画では、社会人になって毒を撒き散らした私について説明しています。

【強い立場に立った時に私がとった行動】

中学の講師はやることが多くて無我夢中の日々でした。

まず生徒さんの人数が多くて名前を覚えることが難しい。

 

多少の差はあっても、みんな一生懸命に作品を作ります。

では成績の差をどこでつけるかといえば

忘れ物をしてきたとか、提出物の期限が守れるかとか

授業中おしゃべりをしたとか
態度が良いとか悪いとかそういう観点になります。

 

ちょうど学校で講師をしている年が

自分が小学校の時に埋めたタイムカプセルを

その当時の担任の先生と同じ年になったら掘り起こそうという

イベントの年に当たっていました。

 

5、6年を受け持った先生の体罰は、

自分が悪いことをしていなくても

班の子に落ち度があれば「前に出ろ」と言われて、

一列に並ばされ連帯責任でビンタをされました。

 

給食も好き嫌いや残すことは許されず

埃のたつ掃除中に食べさせられました。

私は呆れるくらいゆっくり咀嚼をする子だったので、

給食があるというだけで学校に行くのは恐怖でした。

 

私は鬼のように気の強い小学生だったので、

「納得がいかないから家に呼んで。」と母親に頼み、

「先生の指導法は間違っている!」と抗議したことがあります。

 

そんなことをされていても、私もみんなもその先生が好きで、

家まで遊びに行ったり中学に進学してからも会いに行って

公園で一緒に遊んだりしました。

 

当時、体罰は特別なことではなく、

おそらく先生ご自身は、もっと激しい体罰の時代を過ごしてきて、

傷が深かったのだろうと今では思えます。

 

私は生徒に対して自分がされたのと同じ対応をしました。

流石にビンタこそしなかったのですが、

怒鳴っていましたし、出席簿で叩いていました。

忘れ物をする子は授業中に正座をさせていました。

 

それも全て小・中学生の頃に自分がされたことなので、

学校での教育は、これが当たり前だと思っていました。

決められたことに違反するものを罰する。

 

支配の側の正義に立つと、

こんなにも生徒に対して暴力的になれるのか

ここはそういう場所だから当たり前だと、

その時には何の違和感も感じていなかったのですが、

自分に子どもが生まれて育てていると

どうしてあんなにひどいことができたのかと

罪悪感でいっぱいで当時の生徒さんに謝りたいと思っています。

 

思い込みとは恐ろしいもので、

その時にも私自身は生徒を一生懸命指導している

子どもたちに優しい先生だと思っていました。

 

人は育てられたように育ち、次の世代を育てます。

体罰を受けた幼少期の自分と

体罰をしてしまった大人になってからの自分の話をさせて頂きました。

 

またこんなこともありました。

業者さんへのクレームです。

結婚した時の嫁入り道具が期日に届かなかった時や

注文した商品が待っている時間に来なかったり

約束した時間に来なくて待たされた時、

工事の業者さんが思う通りの工事をしてくれなかった時など

責任者を呼び出したり電話をかけて延々と文句を言いました。

 

その時にはお金を払っているのはこちらなのだからと

強い立場だと思い込んでいたのですね。

それもやはり自分の心の傷なのだなぁと今では思えますが、

誰のせいというわけでもないのに、

不快な思いやご迷惑をおかけした方々、

皆さんに謝りたい気持ちでいっぱいです。

 

お恥ずかしい話なのですが文句をいうことでは、

園や学校にご迷惑なモンスターペアレントも経験しました。

自分の足らない部分や落ち度を責められたことのある私は、

先生方からの連絡が不十分だったり

意志の疎通が上手くいかないと怒って抗議をしました。

 

ただただ自分が至らないと言うだけで

価値観も感じ方も人それぞれ違うし、

人同士が簡単に分かり合えるわけはないのに、

感謝の心もなく穏やかに自分の気持ちを伝える術も知らず

なんて勿体無い4半世紀を過ごしたのだろうと思います。

 

自分も社会人の時代を通して

文句を言われることや叱られること、

クレームに平謝りすることは度々あり、

子どもの頃の経験もあって

不満を感情で爆発させる癖がついていたのですね。

 

だからこそ何かあると…
人を攻撃する社会問題や事件を見て

あれはいつかの自分だと思うのです。

 

決して人ごとではない。

私の場合はたまたま愛によって救われただけの話で、

あのまま人の愛を知らずにいたら

今も同じように家族や社会に対して

毒を撒き散らし続けていたのだろうと思うとゾッとします。

 

自己紹介9に続きます。

 

最後までご視聴頂きありがとうございました!

イラストair

ナレーション小鳥遊樹でお送りしました。

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