自己紹介23 C.私がメソッドを誕生させるまで 2・「生徒さんや保護者様の手紙」

 

自己紹介23

C.私がメソッドを誕生させるまで

2・「生徒さんや保護者様の手紙」 

 

はじめに

この動画では生徒さんや保護者様に贈って頂いた愛について説明しています。
*個人情報が分からないように、年齢や性別、詳細は原文を変えさせて頂いています。 

【生徒さんや保護者様からの手紙】

「先生へ」

  「いつきちゃんへのラブレターを書いてくれない?」そう言われた時、正直この13年間で感謝の気持ちが多すぎて文にまとまるかな?という不安もありました。そんな僕なりに、今までの感謝の気持ちを文にしてみました。

 アトリエに入ってもう13年。先生は優しく、そして時に厳しく僕に絵を描くことや工作をすることを教えてくださいました。普通の習い事の教室だったらここまでかもしれない。ですが僕は、先生にもっと大切なことをたくさん教えていただいたと思っています。

 人の話を聞くときは静かにする。何かしてもらったらありがとうと言う。周りの人に迷惑をかけないようにする。どれも人として生きていく上でとても大切なことです。先生のお陰で勿論美術は得意になりました。学校で友達に「絵上手だね!」と言われる度に、アトリエのことを言うのが誇らしかった。ですがそれ以上に、先ほど挙げたようなことが学べ 、アトリエから出て実践できるようになったことが、アトリエに通った意味だと思っています。
 学校や私生活で嫌なことがあっても、アトリエに来て先生と話しているうちに元気になれて、エネルギーをもらえて、今までの僕の人生は先生無しではこんなに充実していなかっただろうと今でも思います。

 最近は先生が小さい子や中高校生と接しているのを見て「どうやったらこんなに人の心を掴めるんだろう。どうしたら心を開いてくれるんだろう。」とよく思います。今の僕では逆立ちしても先生にはかないませんが、将来は僕も先生のように人の心をしっかりと掴める人間になりたいなぁと思っています。

  この先、 僕が挫折しそうになったり何かから逃げたくなった時は、先生のところへ相談に行かせてく下さい。両親にも話せないこと。先生になら信頼して話せます。自分で言うのもなんですが、アトリエが、先生が、僕の帰る場所であったらいいなと思います。

 こんなに良くしてもらった分、僕も僕ができる形で恩返しをしていくつもりです。力仕事が必要だったらいつでも呼んでください。力になります。
 たった一度の人生の中で、先生という素晴らしい方に出会えたことに感謝です。
 お体に気をつけてこれからも頑張ってください。帰省した時には、真っ先にアトリエに行って先生に会いに行きたいと思っています。

 13年間、僕にたくさんのことを教えてくれて本当にありがとうございました。
    

                                 19才 D

【私からの手紙】

「Dさんへ」

Dさん。初めてアトリエ展に来てくれて、私の前に立った背の高い園児さん。まっすぐこちらを見る、可愛らしい笑顔。あれからもう13年、月日の経つのは早いものですね。

 小学生の頃ほとんどしゃべらなかった貴方は、いつも人とは違うことに挑戦していました。常に学年相当より遥かに高い目標に挑戦し、ちょっとそれは無理では?!と思えるようなことでも、持ち前の根気でやってのけましたね。
 中学生になると少し自分を出して、ちょっとずつお話ししてくれて嬉しかった。
 高校生になると、脱皮したかのようにいろんなことを語り始めてびっくりしました。そしてどんどん魅力的な部分を見せてくれるようになったね。

 お願いした力仕事では、汚れる仕事も何一つ嫌がることなく、正確に意図を汲み取ってこなしてくれました。時に厳しい言葉を投げかけても感情を荒げることもなく素直に飲み込んで吸収してくれましたね。社会の役に立つ人間になって欲しいと願い言ったことも理解してくれたのかな?と思っています。

 あなたが遠くに行ってしまってもずっと覚えているね。
 アクリル画や鉛筆デッサンに挑戦した姿
 夢中になって遅くまでポスターを描いた夜
 たくさん交わした会話
 筆ペンを一緒に持って手を添えて干支を描いた時間
  一緒に眺めたお花見の桜、写生会の新緑
 クリスマス会の演奏や歌も素敵でした

 厳しい部活の練習に疲れて何も手につかず、ずっと下を向いて座り込んでいた姿
 いろんなことを一瞬で悟るから、あえて言葉に出さない賢さ
 遠征から帰ると笑顔で差し出してくれたお土産
 丁寧にお辞儀をしながら両手で受け取ってくれるプリント

 こんな素敵なお子さんを、ずっと信頼して預けてくださり、いつも認め感謝の文を綴ってくださった。そして人間として交流し、関係を築くことを許してくださったご両親には、心から感謝しています。

 価値観が高くておしゃれな D さん。大学での4年間はどんな成長を見せてくれるのか楽しみで仕方がありません。怒涛のように過ごした高校3年間で培った根性を糧に、今度は少し余裕をもってキャンパスライフを楽しみ、教養と見識を高めるべく勉学に励んでほしいと思います。また大学生活の中での夢も語ってくれたよね。叶うといいなと祈っています。

 私も何かの力になれるように自分を研いて成長できるように頑張るね。
ずっとずっと大切に思っています。大好きなあなたへ。 

                                   樹より


 自己紹介24に続きます。

最後までご視聴頂きありがとうございました!

イラストair

ナレーション小鳥遊樹でお送りしました。

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