自己紹介58 C.私がメソッドを誕生させるまで 2・「生徒さんや保護者様の手紙」 

 

自己紹介58

C.私がメソッドを誕生させるまで

2・「生徒さんや保護者様の手紙」 

 

はじめに

この動画では生徒さんや保護者様に贈って頂いた愛について説明しています。
＊ご本人に掲載の許可を頂いた上で、個人情報が分からないように、年齢や性別、詳細は原文を変えさせて頂いています。 

【生徒さんや保護者さまからのラブレター】

 

「エジプト調のおばちゃんへ」

 

「家に誰もいないなら私が一緒に住むよ。」って、この場で言えるなら言いたいけど。

そうしたらおばちゃんに冗談で流されそうだから言わないでおくね。

 

おばちゃんはこの教室、この家には私一人しかいないっていう。

けどおばちゃんは気付いてない？

この家にはたくさんのものがあるよ。気付いてない？

でもこの手紙を読んだらきっと絶対気付く！！

 

私とおばちゃんが出会ったのは10年前、この家。

幼い私に優しく笑いかけてくれた笑顔は今でも変わらない。

人を癒す笑顔だ。

私はその頃から教室のみんなと、おばちゃんと笑って、遊んで、

たまに怒って、たまーに泣いた。このすべてはこの家で。

 

夏になったらアイスが出てきて、冬になったらお菓子が出てくるこの家が大好きだ。

不思議と落ち着く。この家にはおばちゃんが必ずいるから。

いくら騒いでも、落ち込んでも、あの笑顔で笑ってくれるおばちゃんがいるから。

この床暖房とおばちゃんの優しさは似ているから。

おばちゃんは人を慰めるように怒る。

だからキリッと怒られるよりもよっぽど心に刺さる。

そして抜けない。厄介だよね（笑）それもこの家でしか味わえない。

ね？素晴らしいでしょ？貴重でしょ？大好きなんだ。笑

毎年毎年思い出増えてるんだ。もうここには収まりきらないんだ。

 

思ったこと全て言っちゃうのは、おばちゃんを信用しているからなんだ。

口が悪いのはおばちゃんが、ちゃんと受け止めてくれるって知ってるから。

毎回騒いでいるのは、おばちゃんが楽しそうに笑ってくれるから。

おばちゃんをからかっちゃうのは、おばちゃんの新しい表情（かお）が見られるから。

 

この教室はおばちゃんがいなかったら私はとっくにやめているよ。

ここに居場所があるって分かるのは、おばちゃんが私の目を見て話を聞いてくれるから。

ありがとう。ここに私の居場所をくれて。

私は今、教室でおばちゃんにラブレターを書いていて、

傍らにおばちゃんがいて幸せです。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　16歳　　Pより

 

【私からの返信】

 

「実はシャイな、おめめキラキラ JKへ」

 

 P 様は本当に優しい。

 なんだか家族に声をかけるみたいに、

いろんなことに誘ってくれたり、食べるものを勧めてくれたり。

学校の文化祭に遊びに行ったら、

顔を見るなりすぐに駆け寄ってきて声をかけてくれて、

「おばちゃん一緒に写真撮ろう。」って、

気軽に寄り添って自撮りの枠に私も入れてくれる。

それが私にとって、どんなに嬉しいことかって、 P 様は気づいているかな？

 

私と P 様が出会ったのは10年前。

その頃あなたは幼い弟たちのお姉ちゃんとして一生懸命頑張ろうとしていた。

小さい頃は動物や工作や絵が好きだったあなた。

夢中になってアトリエの本を読んでいる読書家だったね。

今は進学校に通いながら文武両道、

日本の伝統芸能や武道を嗜む美しい女子高校生に成長した。

人間として成長し、行動範囲が増えるごとに、

あなたのキラキラ度は増していて、甘え方も上手になっている。

そんなあなたが可愛くて仕方がない。

 

あなたの笑顔は人を幸せにする。

 P 様の溢れんばかりの大きな瞳がキラキラと嬉しそうに輝くとき、

それを見た人を楽しくさせるようなパワーがある。

勉強も部活もお友達との付き合いも忙しいのに、アトリエにずっと通ってくれてありがとう。

 

アトリエの友達に「P様は喋らない方がいい。」なんてよくからかわれるよね 。

自分の気持ちに正直で、飾らないあなたはとても魅力的だと思う。

自分の好きなことだけに夢中かと思えば、

家族のことも周りのことも、よく見ていていろんなことを考えているよね。

自信たっぷりかと思えば、妙なところで自信がなかったり恥ずかしがりのあなた。

そういえばこのラブレターを書いている時のスイッチの入り方はとても面白かった。

途中で声をかけたらスイッチが切れちゃって後が全く続かなかったんだよね。

P様は他のことでもそう。

「これは面白い！」「これは楽しい！」と思った時の、あなたが出す集中力は素晴らしい。

 

私は今 P 様の手紙を読んで、私の人生の中に P 様がいてくれて幸せだと思っています。

 P 様もうそろそろ巣立ちの時を迎えるね。

どこに行ってもまたこの「居場所」に、たまには顔を出してくれたら嬉しいな。

私も会いに行くね。 

ずっとずっと大切に思っています。大好きなあなたへ。

感謝と愛を込めて…

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　樹より

自己紹介59に続きます。

最後までご視聴頂きありがとうございました！

イラストair

ナレーション小鳥遊樹でお送りしました。

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