魔法使いの修行

23年間こんな風に生徒さんや卒業生、保護者の方や娘から、どれだけ不思議な予言や勇気をもらってきたか分かりません。よく子どもは神様に近いと言いますが、日々接していると頷けることが沢山あります。余計なことが無いのですね。応援したいものに対しては精一杯の好意とエネルギーを贈ってくれます。

最初は可能性と夢と勇気しかない子ども達が、周囲の人間や社会の無理解から才能の芽を摘まれて、短所が強化されてしまうのは悲しいことです。いじめやDVの被害に遭うことも。また学校制度に合わない資質だというだけで、劣等感を背負って望まないことに取り組まなければならない未来もあってはならないのです。

それで魔法使いの修行をすることになりました。私は授業中に子ども達に話します。「あなた達が大人になった時に、“生きるのって楽しい!”そう思える未来を作るのが、大人である私達の責任だと思っているの。だから子ども達が叱られない世界と、幸せな世の中を創る魔法が使えるまで、命の限り頑張ります。」と。