フェアリー ゴッドマザー アイズ メソッド15色の才能 〜14・家にいる時間が長くなった子どもに贈る、グッドプレゼントとバッドプレゼント〜

その14子どものやる気スイッチがすくすく育つ経験値のグッドプレゼント   〜(キ)責任の取り方を教える(計画・準備・報告・相談・連絡・後始末の方法)〜

 

 

 

 

 

第1回は子どものやる気スイッチを破壊する
バッドプレゼントについて
2〜6回までは、
子どものやる気スイッチがすくすく育つ、
グッドプレゼントについてご説明し、
それらの誕生の経緯についてもお話しました。

7〜13回は、グッドプレゼントの1・経験値に戻ってご説明しました。
14回目の今回は

(キ)責任の取り方を教える(計画・準備・報告・相談・連絡・後始末の方法)です。

 

 

 

 

 

 

 

責任の取り方は
周囲に対して負わなければいけない任務や義務、
果たすべき苦役としてではありません。

社会で自分の人間性を守るものとして、
教えてあげるとよいと思います。
何かをする時にこういうことが出来ていると
人として信頼されるし仕事がやりやすくなるよと。

前回の謝り方と一緒で、
お子さんができるできないとか
やるやらないは関係ないのです。

できなくても叱らない
やらなくても怒らない
「世の中にそういったものが存在するんだ…」
くらいの感覚で大丈夫です。

義務とかではなく、
そうした方がスムーズにことが進んで、
自分が楽なんだねーとか、
得なんだねーと感じてもらえたら、
ラッキーと思って下さい。

なんて面倒臭いんだろう
どうしてこんなことさせられるのかな?
と思われないように気をつけて下さいね。

お子さんのためを思って
真面目に躾けようとしてしまうのは
親御さんも同じように育てられたからなのです。

けれどお子さんによって
その経験値が必要なタイミングの人と
そうではない人がいるのです。

 

(キ)責任の取り方を教える(計画・準備・報告・危険についての相談・連絡・後始末の方法)※それぞれの才能がどんなことで必要になるのか例をあげます

計画・準備・報告・相談・連絡・後始末を以下から責任の取り方と記します。

(A)火や危険物を扱う時の責任の取り方を教える

(B)怪我をしたりさせたりした時の責任の取り方を教える

(C)ものを壊したり無くしてしまった時の責任の取り方を教える

(D)自分が挑戦したい夢について責任の取り方を教える

(E)人に迷惑をかけたり悲しい思いをさせた時の責任の取り方を教える

(F)クリエーターとしての創作活動について責任の取り方を教える

(G)学校や家庭の基本的な生活について責任の取り方を教える

(H)サプライズな行動をする時や何かを仕掛ける時の責任の取り方を教える

(I)イベントを仕掛ける時の大勢を人を動かす時の責任の取り方について教える

(J)植物や野菜を育てる時の責任の取り方を教える

(K)旅行や冒険や探検をする時の責任の取り方を教える

(L)勉強を含め、様々な知的活動について責任の取り方を教える

(M)芸術活動をした時の責任の取り方を教える

(N)人と付き合ったり、お世話する時の責任の取り方を教える

(O)ファッションやメイクに興味を持つ時の責任の取り方を教える

(P)料理やお菓子を作った時の責任の取り方を教える

(Q)人の相談にのる時の責任の取り方を教える

(R)お金についての考え方・使い方・貯め方についての責任の取り方を教える

(S)家族の一員としての責任の取り方を教える

(T)土や動物に親しむ時の責任の取り方を教える

(U)命の扱い方について責任の取り方を教える

(V)刃物や武器の扱い方について責任の取り方を教える

(W)単純作業にチャレンジする時の責任の取り方を教える

(X)深く根気よく探求したり研究したりする時の責任の取り方を教える

(Y)場を清潔に整然としておく責任の取り方を教える

(Z)博愛と平和の精神について責任の取り方を教える

子ども達の中にある沢山の才能を伸ばすのには、
大人が全て準備して、後片付けもしてあげるのではなく、
物事に取り組む一連の流れを、
最初から最後まで楽しんで経験させてあげることが大切です。

(A)〜(Z)の具体例は、(ア)〜(ン)を最後までご説明してから
改めて書くことにしますが、
皆さんの「そういえば、こんな事を一緒に経験したわ」
という例をたくさん教えて下さいね。

(キ)責任の取り方を教える(計画・準備・報告・危険についての相談・連絡・後始末の方法)

これらのことが出来ると人間力が上がる

全てのことをお子さん主体でする経験値です。
やらなければならないと感じさせずに、
遊びで楽しくできるならチャレンジしようと
気楽に構えて下さい。

ホウレンソウと呼ばれる報告・連絡・相談
その前後の計画・準備・後始末
これらのことが出来るようになれば、
流れ全体の把握ができて実生活での想像力が上がります。
想像力が上がると次にどう動いたら良いかが分かります。

次にどう動けるか分かる人は学校でも仕事でも
人から頼られ信頼され人間関係もスムーズにいきます。

一人で仕事をする人も、
全く人と関わらない訳ではないので
できるようになっておけば自分の仕事もしやすいでしょう。

ポイントはできない部分を足りないことと思わず才能だと思うこと

出来ないことを足りないことだと考え、
一生懸命に躾けるのは早計です。
習得するのには時間がかかりますし、
人によって理解できる年齢もまるで違います。
他の才能が強ければ強いほど
大人になっても出来ない可能性もあります。

出来ないことを叱ってしまうと、
今伸ばしたい才能の芽を伸ばすことができません。

無理強いはNGですが、
こういう概念があるのだということを
知っておくのと、
まるっきり知らなくて社会に出て
怒られながら覚えるのでは苦労の仕方が違います。

とにかく遊びで楽しく覚えるのがポイントです

全部を一度に教えようと思わず、
得意なことから伸ばしていきます。

例えばお買い物をお願いする時
「お買い物の計画を立てよう」
「お買い物に行くのに準備するものは何かな?」
「買ってきたもの見せて教えて」
「何か困ったことや気が付いたことあった?」
「お釣りとレシートの説明して」
「買ってきたものをしまう場所を覚えてね」

親が思うように直ぐには動けない失敗の繰り返しを
笑顔やユーモアとともに根気よく教え
「こんなことも出来るようになったの?すごいね!」と
認めてあげれば人間力になりグッドプレゼントになります。

「さっさといってきなさい」
「そんな高いものを買ってきたの?」
「そんなもの頼んでないわよ」
「お釣りの計算もできないの?」
「きちんと片付けなさい」と怒ってしまうと
生活は憂鬱でつまらないものになり
バッドプレゼントになります。

前回の謝り方と一緒で、
子どものうちに上手にできないことを責めると
逆に無責任な大人になってしまうので
気をつけてくださいね。

子ども達のやる気スイッチは
勉強スイッチだけあれば良いなどという訳にはいきません。
社会人や親になった時に、
どんな人間力が必要か考えて、
いろんなグッドプレゼントをあげたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

(キ)責任の取り方を教える(準備・報告・相談・連絡・後始末の方法)は、如何でしたか?
次回も経験値のグッドプレゼントについてご説明いたします。

この記事を読んでくださった親御さんが、
地球の、世界の、社会の、人間の素晴らしさを、
子ども達に沢山伝えるグッドプレゼントを贈ってくださることを、
願って止みません。

未知のウイルスによる混乱が、
少しでも収束に向かうことを祈って、
この混乱で偶然生じた時間を
人生で意味のあるものに変えるために、
お子さん達の天才性を花開かせるプレゼントを、
たくさん贈りたいと思います。

 

参考までにお子さんに贈るとヤル気スイッチを破壊する
4つのバッドプレゼントの項目はこちらです。

 

 

 

 

(1)怒りや攻撃のバッドプレゼント

(あ)叱る「もっと注意しなさい」「それは駄目でしょう」

(い) 怒る「こら」「ふざけるな」「いい加減にして」「何度言えばわかるんだ?」「やめなさい!」「下手くそ」

(う) 怒鳴る「馬鹿か!お前は」「おい!何をやっているんだ」「こっちにこい!」「ちゃんと謝れ馬鹿野郎」

(え) 暴言・恫喝「殺すぞ」「死ね」「捨ててくるよ」「生まれて来なければ良かった」「生きている価値がない」

(お) 無視「子どもに話しかけられても返事をしない、反応をしない、話しかけられても無言で睨む、手や顔の動きで指図をする」

(か) 大きな音を出して怯えさせる「何かを叩いたり、鳴らしたり、強く閉めたり」

(き) 暴力「叩いたり、蹴ったり、つねったり、髪の毛をつかんだり、どこかを強く押さえつけたり」

(く) 虐待「謝っても許さない。理由は関係なく、気がすむまで身体的にも精神的にも虐め続ける」

(け) 馬鹿にする・人格否定「だからお前は駄目だ」「本当に頑固で神経質でイヤな子」「嫌いだよ」

(こ) 自信喪失「そんなことだから何やっても続かないんだ」「結局何をやってもモノにならないでしょ」

(さ) からかう「ほらほら」「覚える頭がないんだろ?」「またやると思った」

(し) 責める「またできなかったの」「あんたのせいで不幸になった」「どれだけ迷惑かければ気がすむんだ」

(す) 支配「さっさとやれ」「今すぐだ、言うことを聞け」「言う通りにしていれば良いのよ」

(せ) 挑発「なんだその顔は。気に入らないならかかってこい」「意気地なしが」「死ぬ気でやってみせろ」

(そ) 決めつけ「どうせお前がやったんだろう」「そんな言い訳を言っても信用しないぞ」「お前が悪い」

 

 

(2)社会の型にはめようとするバッドプレゼント

(た) 罰「いうことを聞かないと食事抜き」「遊びに連れて行かない」「約束を破ったから買ってあげない」

(ち) ペナルティ「テストの点が落ちたら、ゲームはやらせない」「守れなかったらお小遣いを減らすよ」

(つ) 繰り返し「どうして何度言ってもわからないの、できないの」「いつまで同じことを言わせるの」

(て) 強制「これはこうで、これはこうなっているの。だからこうしなきゃいけないの。そうするものなの。」

(と) 矯正「その悪い癖は直さなくてはいけない」「人として間違っているから今度からこうしようね」

(な) 要求「あなたは立派な人間にならなくちゃいけない」「世の中では必要なことだからこうしなさい」

(に) 頑張らせる「世の中ってそんな楽なところじゃないのよ」「頑張らなきゃダメなの」「努力しなさい」

(ぬ) やる気のなさを責める「いつになったら本気になるの」「いつまでゴロゴロしているの」「本当にダメね」

(ね) だらしなさを咎める「どうして普通にやることをやれないの?」「誰でもやっていることなのに」

(の) はみ出すことを許さない「あなたみたいな子は社会じゃ通用しない」「そんなことをして何になるの」

 

(3)知識や価値観のバッドプレゼント

(は) 比較「あの子はこんなに出来るのにあなたはどうして」「同じ年の子はみんな知っていることなのに」

(ひ) 知識獲得の強制「どうしてそんなこともできないの?出来るようになるまでやりましょう」

(ふ) 差別「あなたは〇〇だからそれはしてはいけない」「まだ無理」「お前はやらなくていい」

(へ) 嫌味「そんなことも知らないの?」「わからないの?」「そんなふうだからダメなのよ」

(ほ) 不安「今こうしないと全て失敗する」「失敗は許されない」「できるはずがないでしょう?」

(ま) 焦り「今頑張らなかったらいつ頑張るの?今しかないんだよ」「失敗したら戻れないんだよ」

(み) 否定「あなたは兄弟と比べてもわがままなのよ」「何も知らないくせに」「そんな能力ないでしょ」

(む) 落胆「そんなことする子じゃないと思っていたのにがっかりした」「あーあ、やっちゃった」 

(め) 性格攻撃「お前みたいに気味の悪い子は私の子じゃない」「どうしてそんな嫌な性格なの?」

(も) 誘導「こんな利点もこんな得もあるから、絶対こっちの選択が良いに決まっているよ」

「言うことを聞いておけば、恥ずかしい思いをしなくて済むよ」

 

 

(4)恩や情のバッドプレゼント

(や) 過保護「一人じゃ何もできないのね」「本当にダメね」「お母さんがやってあげる」

(ゆ) 過干渉「どうしてそうなの?なぜそんなことするの?」「全部きちんと報告してね」

(よ) 物で釣る「言う通りにできたらご褒美にゲーム買ってあげるね」「百点取れたらお小遣いあげるよ」

(ら) 価値観をすり替える「あなたの言う通りうまく言ったら苦労しないわ」

(り) 押し付け「絶対にこっちの方が良いに決まっている」「こっちの方がおまえのためになる」

(る) 恩着せ「あなたのために苦労している」「自分を犠牲にしている」「具合が悪いのにあなたのために」

(れ) 操縦「私の言う通りにしていれば間違いないからね」「あなたよりあなたのことを分かっているから」

(ろ) 説得「これだけたくさんこちらの方が良いと言う理由を挙げているのだから納得してね」

(わ) おだて「あなたは良い子だから親の言うことも素直に聞けて偉いね」「さすが私の子どもだわ」

(を) 経済的泣き落とし「うちにはお金がないから諦めて」「国公立じゃないと進学させられない」

(ん) 将来を決める「こんなによくしてあげたんだから、年を取ったら面倒みてね」「近くに住んでね」

 

 

 

 

 

 

 

 

参考までにお子さんに贈るとヤル気スイッチをすくすく育てる
4つのグッドプレゼントの項目はこちらです。

 

 

 

 

 

経験値

(ア)文化資本を与える(家の中で15色の才能が世の中にある法則や知識を一緒に体験していく)

(イ)経験や技術を授ける(15色の才能を伸ばすための家でできる描き方や作り方遊び方を実際に体験する)

(ウ)環境を整える(家の中で15色の才能が楽しめる環境作り)

(エ)成長に必要な人に連絡をとる(メンターになるような人物にメールを書いたり、ネットを通して連絡してみたり)

(オ)成長に必要な場に参加する(ネットを通して講習会やワークショップなどの講座に参加する)

(カ)他人に迷惑をかけたことを一緒に謝ってみせる(謝り方の技術を伝える)

(キ)責任の取り方を教える(準備・報告・相談・連絡・後始末の方法)

(ク)好奇心を満たす(一緒に新しいことや未知のものを体験する)

(ケ)失敗する大切さ(繰り返し失敗することに意味がある)を教える

(コ)撤退の仕方(無理だと思ったら手放す、諦めること)を教える

(サ)自分軸の構築の仕方(基本的生活習慣の睡眠・食事・運動・掃除・瞑想・学び・労働)を伝える

(シ)感情的ではなく、冷静に多方面から見た考え方ができるように教える

(ス)自分のペースを守る大切さを教える(煽りに乗って焦らない)

(セ)生活の知恵を授ける(おばあちゃんの知恵袋のようなライフハックの動画)

(ソ)挑戦する姿勢の手本を見せる(親の背中をみせる)

 

 

社会で守るべきルール

(タ)生きる地域や社会の、守らなければならないルール(規則)を授ける

(チ)毎日の生活の中にある、命に関わる危険を教える

(ツ)法に触れて犯罪になってしまうようなことを伝える

(テ)注意しないと軽犯罪に問われるような公共性を教える

(ト)お金の使い方・貯め方・増やし方について、一緒に学ぶ

(ナ)現実的で冷静な判断力をつけられるための訓練をする

(ニ)多角的・長期的な視野を持つ計画性について伝える

(ヌ)用心深く打算的であることの必要性を教える

(ネ)独り立ちしてから陥り易い罠や危険性について伝える

(ノ)疑うことや警戒することの大切さについて伝える

 

 

価値観

(ハ)待ってあげることで待てる子になる(寛容であること・受容すること)

(ヒ)信頼してあげることで信頼をもらえる(絶対肯定・絶対応援・絶対信頼)

(フ)褒めてあげることで褒め方を覚えてもらう(否定されない安心感)

(ヘ)認めてあげることで他の人も立てる事を覚える

(ホ)勇気づけることで挑戦できる(大人がさせたいことではなく、本人がしたいこと)

(マ)視点を変えてものを見る(相手の立場に立って考える)

(ミ)常に自分の頭で考え選択させる(理想に誘導しない)

(ム)物事は捉え方次第である事を教える(問題や課題に前向きに楽観的に処理できるようになる)

(メ)人格を肯定し、人と繋がる幸せを伝える

(モ)根拠のない自信と安心感を贈る(あなたは大丈夫、多くの人を幸せにできる素晴らしい子よ。)

 

共存共生のマナー

(ヤ)家の中で家族が互いに気持ちよく過ごすためのマナーを教える

(ユ)家族や友達がそれぞれの縄張りを侵さない・攻撃しない意識を教える

(ヨ)五感プラス第六感に不快を与えないための配慮をつたえる(感覚の違いの理解)

(ラ)公共の場所で、互いが気持ちよく過ごすためのマナーを贈る(一方が我慢することのない)

(リ)相手や周囲の人間関係に共感しつつ、自分を保つ術を教える(いざという時の爪と牙とツノの手入れ)

(ル)価値観の違う家族や周囲の人間関係と共生しつつ、自分を見失わない術を教える(自分の人生では自分が主役という意識)

(レ)周囲の人間が何を考えているのか推し量り、自分軸を見失わない範囲で、必要な配慮や思いやりをする方法を教える

(ロ)目に見えない世界のものも大切にする感覚(お天道様は見ているから大丈夫)

(ワ)自分の感情をどうコントロールするかを伝える(安定した自分軸の作り方)

(ヲ)優しさと思いやりについて伝える(一日一善の実行や、ボランティアや寄付、人を癒し喜ばす行動や言葉を教える)

(ン)愛を贈る(あなたを愛している、大好きです、大切です。あなたはそのままで、
最高の存在です。生まれてきてくれてありがとうを贈ることが、子育ての大前提)